Temu(テム)とは?危険?怪しい?Temuを使い続けて分かったこと。

TEMU

SNSなど、ネット上で大胆な広告を打ち出している通販サイト「Temu(テム)

圧倒的な安さ、大胆な値引きクーポン、無料商品に目を輝かせ、思わずTemuのページを目にした方も大いに違いない。

無論、筆者もその中の一人であるが、Temuに寄せられる声は、いいものばかりではない。

「安すぎて怪しい」「詐欺」「危険だ」などの悪評が絶えないのがTemuだ。

悪評を目にし、Temuの利用をためらっているあなたへ、すでにアプリもインストールしクレジットカードも登録して4か月経過する筆者が、通販サイトTemuについてご紹介する。

通販サイトTemu(テム)とは?

出典:Temu

Temu(テム)』とは、激安で一躍人気を博している海外の通販サイト。

2022年にアメリカのマサチューセッツ州ボストンに生まれた、”億万長者気分でお買い物”をコンセプトに据えるオンラインショッピングサイトだ。

Temuは中間業者を省く、大量仕入れを行うことで、目を引く激安を実現している。

頻繁にイベントの実施や、クーポンの配布を行っていることが、人々の注目を集めている要因だ。

Temuはオリジナル商品を持っているわけではなく、Temuに出品しているショップから、Temuの公式アプリ、公式サイト経由で商品を購入できる。

Amazonや楽天市場と、基本的な仕組みは同じである。

Temuは怪しいの?危険なの?悪評のワケ。

そもそも、なぜTemuは怪しい、危険といわてるのだろう。

低価格商品、豊富なカテゴリーで一見魅力的なはずですが、一部ユーザーからはネガティブな声が上がっているのはご存知の通りだ。

Temuが怪しまれる理由をまとめる。

異様な安さと割引

出典:Temu

Temuが怪しい、危険などと揶揄される原因の半分くらいはこれなんじゃないかと思えるほど、大胆なクーポンが頻繁に登場する。

ただでさえ安い商品が勢揃いのTemuで、これだけ高額な割引クーポンが登場するのだから、「詐欺じゃね?」と思われても当然かもしれない。

またその安さから、商品が届かない、品質が悪いのではといった不安の声もたびたび耳にする。

ただ、ここで念頭に置いてもらいたいのは、Temuの商品が安いのには理由があるということだ。

  • 中間業者を使わない
  • 大量仕入れ
  • Temuが手数料を負担
  • 価格競争の仕組みを導入
  • 実店舗を持たない

それぞれの詳細については後述するが、あくまでも理由があって安いので、

安い=詐欺

と短絡的に考えないように気を付けたい。(自戒)

筆者は商品が届かなかったことは一度もないし、平均で5日程度で届くのだからその衝撃は計り知れない。

商品を注文してからも、到着予定日や追跡番号も提示されるため、個々の安心感は大手通販サイトと遜色ないと言えよう。

日本のサイトではない

筆者もれっきとした日本男児、日本製を未だに一番使用している人間の一人である。

Temuは海外サイトのため、言語や文化の違いによる違和感から、不安を感じる方も多いのだろう。
気持ちはよく理解できる。

加えて、どう足掻いても海外発送となるため、配送のトラブルへも懸念があるのだろう。

しかしながら、Temuは当然日本語表記になっており、チャットサポートなども、できて間もないサイトながら充実している。

加えて、配送遅延があった際にはTemuで利用できる600円分のクレジットが付与される。

むしろ遅延してほしいと思ったこともあるほどの、他社にはない保証だ。

さらに、90日以内であれば無料返品、返金が可能など、我々が安心して買い物ができるサービスが整っている。

SNS上での根拠のない批判

新しいものはまず疑う。

これはある意味日本人らしさ、日本人がここまで安全に繁栄できた要因の一つでもあるのだろうが、Temuもその波に揉まれているのだろう。

SNS上やアプリのレビューなどでは「個人情報が洩れる」「危険だから使うべきでない」などといった悪評が散見される。

SNS上では根拠のない噂、誤った情報が拡散されることが多いのも、ネットの海では常。

ネガティブな投稿は目を引くことから、そういった批判をあえて行っている人も少なくはない。

しかし、実際に「Temuから情報が漏洩した」という根拠のある評価は見当たらない。

むしろTemuはユーザーの不安を理解し、2024年4月に、なりすましやオンライン詐欺撲滅に取り組む国際機関である「Anti-Phishing Working Group(APWG)」に参加した。

このAPWGには、世界、日本を代表するIT企業が多数加盟している。

わざわざこういった組織への加盟も、Temuの本気度が表れているといえよう。

Temuの安さ、5つのワケ。

Temuの安さについて、ここまで簡単に触れてきたが、さらに5つのポイントを深堀したい。

中間業者を使わない

Temuは中間業者を介さずに、メーカーから直接商品を仕入れる仕組みをとっている。

これにより中間マージンが発生せず、商品価格が安くなり、筆者のような貧乏人が喜ぶ仕組みだ。

従来はECサイトに限らず、販売店は複数の中間業者を挟むことで価格が上乗せされてきた。

Temuはこの過程を省くことで筆者を喜ばせてくれているのだ。

大量仕入れ

出典:Temu

Temuは商品を大量に仕入れ、商品1つ当たりの価格を大幅に下げている。

これは、世界約60の国と地域で展開し、顧客が多いからこそできることである。

これによって、ユーザーに対し、低価格で商品の販売ができているのだ。

Temuが手数料を負担

出典:Temu

Temuは、Amazonや楽天などの大手通販サイトと同様に、加盟店による出店形式をとっている。本来、加盟店は通販サイトに手数料を支払うため、加盟店は商品価格にその手数料を反映する。

しかし、Temuはその手数料を自ら負担することで、商品価格に手数料が上乗せされない仕組みをとっている。

また、ユーザーが最低注文金額以上の買い物をすることで送料無料となり、海外発送の送料はTemuが負担する格好となる。

価格競争の仕組みを導入

Temuは、各加盟店が提示した商品、価格をチェックし、審査を通過した商品のみを販売する。
これ自体は普通の通販サイトと変わりないが…

Temuは複数の加盟店が同様の商品を提示した場合、価格の高い方は販売停止となる可能性がある。

これにより加盟店はより安い価格設定をする必要があり、結果価格競争が発生する仕組みとなっている。

実店舗を持たないことで、運営コストの削減

Temuは運営コストを抑えるため、実店舗は一切持たない。

ECサイトでは標準的な取り組みであるが、実店舗を持たないことで、店舗でかかる賃貸料、人件費、光熱費を削減している。

また、広告もオンライン広告を活用することで、宣伝費用も抑え込んでいる。

Temuは安全に使えるらしい

安すぎる商品価格、海外のサイトであるなどの要因から、怪しい、危険との噂がやまないTemuであるが、筆者も使用したうえで感じることは

いたって安全。

商品が届かないだの個人情報が漏れただの、現時点ではただSNS上で広まったただのウワサだというのが筆者の結論だ。

情弱な筆者は、Temuを見つけた瞬間にアプリをインストールし、その日のうちにクレジットカード情報を捧げたが、不正利用などもこれまで一切ない。

それでも不安、という気持ち自体は理解できる。

そんな方は、アプリではなく公式サイトから、支払いはクレカではなくコンビニ払いで。

こういった入力する情報を最低限に抑える工夫はしてもいいかもしれない。

ただし、アプリじゃないともらえないクーポンも多いため、筆者からはアプリの使用もこっそりと勧めさせていただくこととする。

Temuには様々な製品の互換品があることや、Amazonや楽天市場にある中国製の製品と同等の品が半額以下で購入できる場合があるなど、大きなメリットを得られることも多い。

まずはTemuをチェックして、気に入る商品を探してみてはいかがだろうか。

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