様々な激安品を販売している通販サイト「Temu(テム)」
筆者はレビュー記事の執筆以外にも、全く関係のない趣味の関係で動画投稿をしているため、度々三脚が必要になる。
が、当然貧乏過ぎて日本製の立派なものは購入できない。
いうまでもなく、Temuで三脚を仕入れることにした。
ただし、今回は購入したのではなく、「おさかなパクパク」という忍耐力が試されるTemuのゲームで無料獲得した。
このゲームに関しては別途紹介するとして、今回はゲームで獲得した三脚をご紹介したい。
敗北を感じたTemuの三脚

中国製の商品は、メーカー名が入っていると、まとも率が高い。(筆者調べ)
そして約4000円と、Temuにしては少し値が張る印象。
この商品は、「ZOMEi」というメーカー名らしき文字列が随所に記載されている。
調べてみると、公式サイトも存在し、楽天市場、Amazonにも正規品が出回っている、想像していたよりも真っ当なブランドのようだ。
一応、中国企業らしい。
公式サイトで同等品を探してみると…

見つけた。
42.99ドル。2024年12月28日時点でのレートで約6784円。
Temuで購入すれば約4000円。
勝利だ。
そうこうしているうちに商品が到着。

親の顔より見た灰色のビニールに入って配送。

開封すると、ちゃんとブランドロゴが入った段ボールに包まれて、三脚が登場。
Temuで購入したことを考慮すれば、一切凹んでいない。

箱を開けてみると、ちゃんと丈夫そうなケースが登場。
中国製だよな…。とここで不安になる。

が、チャックの品質はいうほど良くない。
この価格でYKKのチャックなんてことはありえないので、当然と言えば当然。

ケースから出してみると、三脚本体、スマホを付けるためのやつ、説明書がそれぞれビニールに入って同封。
いやちゃんとしすぎでしょ。

早速ビニールから出してみた。
パッと見た感じ、作りが良いな…4000円少々とは思えない質感。だが…

誰だお前。
謎の部品が登場、これは絶対にどこかの部品が外れている。
なんだよTemu、都会に染まっちまったかと思ったけど昔と何にも変わってないじゃないか。
久々に破損と思しき事象に出会って不思議と安心したのはさておき、どんどん紹介していきたい。

説明書に関しては、複数の言語で記載されていて、なんと日本語にも対応。
しかし、中華メーカー特有の、ただGoogle翻訳に入れたような直訳の日本語。
特に気に入ったのはマニュアルの③
「滑り止め、耐久性、環境にやさしい」

とりあえず立ててみるとこんな感じ。
なんの不具合も見られない。

脚の接地部分、環境にやさしい滑り止めは、ある程度可動域があり、平らじゃないシチュエーションにも対応可能。

三脚を広げたら、勝手に畳まれないように、回すロック機構が搭載。便利。

雲台の部分はこんな感じ。
なんの問題もない、というかカメラ周辺機器素人の筆者からしてみれば、いい作りをしていると思う。

取っ手部分を回して緩めると、上下方向に可動。

ここのツマミを緩めると、左右方向へ回転。

そしてハンドルを回すと、ろくろ首。

水平も確認できる。

雲台に謎レバーが付いていたので引いてみると…

雲台のカメラがひっつく部分が取れた。
これ戻すのがやや大変だったが、これを外さないとねじ部分が回せないので慣れるほかない。
三脚ってのはこういうもんなのか。
素人の筆者にはわからない。

ちなみにスマホ装着用のアタッチメントは、100均三脚とかによく付属しているものと大差はない。

そしてここで筆者は気が付いた。
落ちていた部品の還る場所に…

ジャストフィット。
筆者はこのためにこの三脚を手に入れたといっても過言ではない。(過言)

ちなみに高さに関しては商品ページに記載のとおり。
最大140cmのため、もっと高さが必要な方にはもう一回り大きい商品をおすすめするが、筆者にはこの高さでも高すぎるくらいである。
まとめ
感想としては、商品としては非常によくできていると感じた。
質感や機能性になんの不満もない。
さすがにあの激安通販Temuにおいて4000円を超えるだけのことはある、十分に使える商品といえるだろう。
楽天市場だと同じ商品が5500円程度すると考えれば、お買い得なのは間違いない。
筆者はこの三脚に、日本企業の敗北を見たような気持ちだ。
もちろん、より良いものを求めれば日本製でいくらでもあるが、軽微な利用であればこの商品で何ら問題ないと感じた。
三脚をお探しの方は、検討してみるのもよいかもしれない。

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